「外食産業経営労務懇談会」は、昭和57年9月24日に、外食企業5社の総意により、インフォーマルな形でスタートするに至り、今日まで180回を越える会合を開催してまいりました。 当初の活動としては、春季賃上げ、夏季・年末一時金交渉状況、並びに経営労務管理の情報交換等を中心に進めてまいりました。 ところが、平成年度に入りまして、外食産業の賃上げも他産業並みもしくはそれ以上の大幅なものとなり、他の労働条件の引き上げにつきましても、労働組合側が、一段と攻勢に出て、企業側を追い上げてまいりました。こうした環境の中で、経営・労務サイドとしても、尚一層の外食産業各社の連携と結束を強める必要性が生じました。 そこで平成2年度より、代表世話人会社を中心として、各社の協力を得て、「外食産業経営労務懇談会」を名実共に組織体として発足させ、定着するに至りました。 その後、バブルの崩壊、ゼロ成長、雇用の悪化という永くて暗いトンネルを労使共々苦しみつつ、双方の忍耐と協力のもと構造改革を推進することにより、一歩一歩前進し、平成24年9月で、創立30周年を迎える状況にまでこぎつけてまいりました。 今日では、代表世話人会社(株式会社すかいらーく 株式会社木曽路)を中心に、参加企業も28社に増え、情報交換や各社交流を通して活発な活動を展開するに至っております。