研修のねらいと成果

第51回 日経青洋上研修

◆研修のねらい

① 会社を担う中堅社員のエネルギーを引き出します。

 若者と中堅が力を発揮する時に、国も企業も飛躍します。戦後成長した名だたる企業は、現場の人の力を引き出すことに成功しました。そのやり方を考えます。

② 世界の動きが会社に与える影響を考えてみます。

 今年(2019年)改正入管法が施行されると、35万人もの外国人労働者が入ってきます。その家族、親戚が続いて来ると、その10倍になるのは時間の問題です。外国人問題でイギリス、フランス、ドイツの政権が不安定となっています。アメリカのロサンゼルスとメキシコで多国籍国家の先例を見ます。

③ 企業はコミュニケーション能力の向上を求めています。

 企業は多数の人々の集合体。経営・管理グループ⇒グループリーダー⇒担当メンバーの階層間の報告・連絡・相談と情報・知恵のやり方が必要です。班別の「タテの組織」と役割別の「ヨコの組織」で、頭で切り替えをタイムリーにやりながら、情報を集めて短時間で決断するトレーニングを心掛けます。

④ 課題設定と課題解決の進め方を実習します。

 職場には様々なロスや不具合、すなわち問題が発生します。取り組む問題を明確にして、職場のメンバーに働きかけて原因を究明のうえ、解決することは、管理・監督者や青年リーダーの重要な役割です。「何故5回」で核心的な原因を明確にして、その原因をつぶすための課題を設定して、メンバーの力を結集しつつ達成していく。このような問題解決の進め方を、互いの知恵を出し合う活力型実習を通して学び、帰国後それぞれの職場で実践します。

⑤ 自分のキャリア(働き方・学び方・生き方)を計算します。

 人生100年時代。自立したキャリアを作るために下記の4点に絞って進めます。

 ① 自己理解 ー 自分の長所・短所について心理テストや自己分析を実習。

 ② キャリアプラン ー 長・中・短の能力開発計画を作る。

 ③ 知恵や情報を集める ー 人の話を傾聴出来るカウンセリング・マインドのポイント。

 ④ 自分の役割に就いて理解する ー 
      ⅰ)上司に「指示される役割」 
      ⅱ)上司に声を出して指示されてはいないが期待されている役割
      ⅲ)上司も気づいていないが大切な仕事を考え出す「創造する役割」


 ◆研修結果

「誰もが主役」となり、一人一人の主体性を引き出すことで、コミュニケーション能力が向上します。 

班長を中心とした縦組織(指示の情報伝達)に対して、役割別委員会(班長、生活、研修、報告書などを担う役割分担)の横組織を入れ複合組織(マトリックス組織)で9日間活動します。
研修生はひとつの役割を担って、班の代表として各役割別委員会に属して発言しますので、各々がリーダーシップを発揮し、全員参加の運営となります。

② グループ(班別)討議により、メンバーに学び「相互啓発」が身に付きます。

参加者がそれぞれ、職場での課題を持ち寄って徹底した議論を進め、参加者の知恵を結集して討議テーマを決め、自分の役割を明確化した解決策を導き出します。
常日頃、同じ職場のメンバーの中にいると、思考法や情報が同質化して来やすいものですが、環境の異なる様々な方々との話し合いを通して、今までの自分の殻を破る最大のチャンスに繋がり、他社の人と肩を並べる自信も生まれて来ます。

③ 現地研修によって訪問国の文化を学ぶとともに、「日本の現状と将来について考える機会」となります。

アメリカとメキシコの両国を訪れることで、それぞれの国の文化にとらわれず異なった社会を見聞することは、自国の文化をより深く知ることにも繋がり、今まで気づかなかった自分の可能性を見出し、より人生を豊かにします。